今回はオロパス社のパスカル(Pascal)を利用してみた感想と、担当者さんから教わった使い方やおすすめポイントを書き留めていきます。パスカルの優れている点はweb集客に必要なSEO(検索エンジン最適化)の統計データを素早くそれも見やすく表してくれるところだと感じました。
パスカルとは
株式会社オロパス社で開発、販売されている有料SEOツール(無料体験有り)
「データに基づいた科学的なSEOを限りなくシンプルに」をテーマとしている。
350社以上が利用しているSEOツール。導入企業はSEO、Web制作、ウェブマーケティングを提供している企業が中心。
統計データの重要性
検索ユーザーにとって必要な情報をヒットさせるため、日々Googleの検索アルゴリズムは進化しています。サイト運営をしていると検索順位が上がったり下がったなんて経験をしたことがあるかと思います、どのような修正を行えばいいのか、または今後どんな対策をするべきか迷ってしまいます。そんなときにはパスカルを利用して上位サイトのコンテンツ統計を見てみて改善をしてみるといい結果がでてくるんではないでしょうか。
パスカルは検索上位の統計データをもとにコンテンツ、タグ、インデックス、ドメインエイジ、ソーシャルをスコアとして表示し改善点を表してくれます。
またキーワード分析機能もあるので検索ワード一覧、上位表示に必要なコンテンツの条件も調べる事もでき、ページ内容からSEOにマッチしたキーワードを選定までしてくれます。更にGoogleサーチコンソールと連携することで流入キーワードからSEOにマッチしたキーワードも選定できます。
パスカルの使い方
パスカルの使い方についていくつかご紹介します。
競合分析
パスカルマイページから競合分析を選択してキーワードとwebページを入力します。
サマリー
競合上位ページとの比較でスコアが表示されます。ここでは大まかにサイトのどの部分が弱いか確認できます。ページを下にスクロールするとSEOシグナル分析が表示されます。
SEOシグナル分析
SEOシグナル分析では検索順位に及ぼす影響度が確認できます(丸が大きいほど重要箇所)。表の青色背景は問題ない範囲を表しています。
検索上位との比較を明確にパッとみただけでここまで表してもらえる事に驚きました。担当者さんとの会話で「見ているだけで面白いですね」と思わず言ってしまうぐらい、見ていて心地よいツールでした。
SEOシグナル分析では画像以外の項目も多数あるので紹介します。
タイトルの「キーワード」の数、メタディスクリプションの文字数、メタディスクリプションの「キーワード」の数、サイト内へのリンク数、サイト外へのリンク数、h1の使用個数、h1のテキストの割合、h1の文字数、h1「キーワード」の数、h2の「キーワード」の数、h3の個数、h4の個数、strongの個数、bの個数、emの個数、bodyタグの開始行、ページ内の画像数、alt属性を記述している割合、SSLに対応している割合、facebook、はてなブックマーク、インデックス数、関連ページ数、キーワードテーマ、ドメインエイジ
競合分析では検索ユーザーの求めるトピックも確認できます。
ユーザーの求めるトピック
ここではキーワードに関連するトピックを表示します。解析ページでトピックが使われているか、使用状況が簡単に確認できます。
このすべてのデータ解析がエクスポートできるのも嬉しい機能。
上の画像内の赤丸で囲ってある部分より
- レポートを別タブで表示する
- CSVファイルでダウンロードする
SEO作業
続いてSEO作業こちらでは解析ページのHTMLをチェックしながら問題点も表示されます。
キーワード分析
キーワード分析からキーワードの検索意図と必要なコンテンツを調べるを選択。ここではキーワードに強く関係した情報「上位ページでの使用頻度」が確認できます。
キーワードに強く関係した情報の説明
最後にまとめ
オロパス社のパスカルを利用してみて新たにSEOを学ぶいいきっかけになりました。普段行っているキーワード選定もこのツールを利用することで簡単にできること、一目で統計データを確認可能なことから、パスカルのSEO対策ツールが多くの企業で利用されていることに納得しました。
パスカルを使ってあらゆるテーマのキーワードを探っていく内に新たな発想が生まれる可能性も感じました。パスカルには無料体験版があるのでSEOについて気になった方は体験してみてください。